ロンドン ランニングシリーズ

冬休みが始まって、いくら疲れてもいいので長距離を走ろうと思いロンドンの金融街Canary Wharf まで約20kmくらいランニングしてきました。Runtasticっていうアプリが1km毎に距離と時間を教えてくれて、これがまるでスポーツマンのブロンド美女が一緒に走ってくれてるみたいでなかなかモチベーションが上がるんですけど、アイアンマンのジャービス的な存在ですね。
後からこうやって記録もできてなかなかいいですね。
タワーブリッジを超えてから街の雰囲気は一気に変わります。

地図を見るとわかるんですけど、テムズ川が湾曲していて、地図にはCanary Whatfの一帯がIsle of Dogsって書かれているんですけど、これは僕はDock(埠頭、波止場)の事じゃないのかなって思ってて、この間授業でイギリスが海岸の街から発展したのはなぜかっていう質問に対して「Because there were a lot of dock spots」って答えた時にクラスメイトの中国人が「Dog sports!?!?!?」って爆笑して、あぁ俺の発音はダメダメなんだなと思ったと同時にどの脈絡で犬の運動会って俺が言うんだよって思った事を思い出したんですけど、このIsle of Dogsっていうのは、3方向を川に囲まれてるまさにこのロンドンにテムズ川に地帯の事を犬の長い舌に見立てて呼ぶらしくて、dogなのかdockなのかちょっと混乱してしまいましたよね。

まぁエッセイでこういうテーマを扱ったっていうのもあるんですが、イギリスの発展とロンドンの発展の要因を考えた時に産業革命とそれに伴う貿易っていうのは外せないはずで、それに運河とテムズ川が大きなアドバンテージを持ってたんだろうなっていう事を実際に見に行ってみようかなと思って目的地をCanary wharfに決めたのです。

wharfこそ波止場、埠頭っていう意味でCanary wharfは1800年代から重要な世界有数の商業地帯だったようなんですが、その後の第二次世界大戦の空襲で被害を受けたのと、運送がコンテナ中心になって、つまりロンドンに近いテムズ川を使うよりも、もっと海岸の大規模な運送の方が需要が高くなった事もあって、Canary Wharf一帯はそのまま衰退していったようです。(wikipediaより https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カナリー・ワーフ)

確かに実際に行ってみると、タワーブリッジを越えてから住宅街という雰囲気になり、静かになります。Themes foot pathっていうテムズ川沿いの遊歩道みたいなところをずっと走っていたんですけど、テムズ川に入るための運河とか船着場がたくさん出てくるようになり、川沿いっていうよりも住宅街を走るような感じになります。

最寄りがキングスクロスの寮に住んでる事もあって、閑静な外国の住宅街を走っていると地元の人しかいないし、外国を実感しました。こんなところにホームステイで放り込まれた完全なるイギリス人になれるのかもなとかちょっと思ったり。公園があって高い塔は教会で、小さな街がたくさんある。そしてその家の玄関にはクリスマスリースが飾ってあって、窓からはクリスマスツリーが見えたりして、ここでの生活を想像したりしながら住宅街を走っていきます。
徐々に高層ビル群が見えてきます。

ちょうどCanary Wharfと向き合うように住宅街が並んでいて、なんていうか、こっち側とあっち側っていうか、ビル群と住宅街が完全に分けられています。
住宅街からビル群
ビル群側から住宅街。遠くにロンドンの街並みが見える。
船着場たち。

走ってみて、今までロンドンの都会の部分ばっかり見てきたけど、高い壁の倉庫群とか運河とか船着場とか歴史を感じる街並みとかこれがロンドンなのかなって少し思う部分もあって、非常に楽しいランニングでした。明らかに静かな街並みの方が好きだった。もっと郊外に行ってみようと思いました。

年明け後になっちゃうかもしれないけど、初海外旅行でユーラシア大陸に初上陸してきたので、その模様も載せますね。超大作になりそうだけど(笑)

イギリス・ロンドン留学生活

Niseko, Hakodate, London, Scotland 増えていくアナザースカイ "When a man is tired of London, he is tired of life; for there is in London all that life can afford." by Samuel Johnson

0コメント

  • 1000 / 1000