ヨーロッパ旅行Vol.4 Füssen

4日目

AさんとAさんの友達とその友達の友達と4人で南ドイツを鉄道で巡る

まずはノイシュバンシュタイン城で有名なフッセンへ。ミュンヘンのホステルが悪かったのか、若干風邪気味。レモネードでも作ろうかと思ったけど、日曜日。スーパーは全閉まり。しまっていこう!!(水曜どうでしょうより)。

この日は驚くほどの快晴。車窓からのドイツの景色は最高。



2時間くらい鉄道に揺られて、フッセンの街にに着き、ノイシュバンシュタイン城行きのバスに乗る。大混雑。なかなか乗れない上にバスにぎゅうぎゅう詰めにされる。しかも運転手さんはちょっとキレ気味(笑)


数分で山の麓に到着。

ここからは徒歩でノイシュバンシュタイン城へ向かう。馬車でも行ける。馬車がある=道には馬の糞がある。踏まないように気をつけよう。
途中黄色いお城に寄る。
湖が綺麗。アルプスっぽい楽器。メルヘン。小ちゃいクリスマスマーケットもあった。
黄色いお城から見えるノイシュバンシュタイン城。
これは綺麗。
ここフッセンはロマンチック街道の終着点。ロマンチックの意味は「ローマへの道」って言う意味。つまりドイツの南端に位置するフッセンからはアルプスを越えてオーストラリアを抜けローマへ向かうという事。メルヘンな名前ですよね〜。

参考サイト:Wikipedia (https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ロマンティック街道)
アルプスホルンの演奏。異国で聞く異国の歴史ある音楽は素敵。

こんな音がします。僕が撮った動画です(笑)
山の麓から歩いてノイシュバンシュタイン城を目指します。

景色が本当に最高。絵みたい。

注)ここから暫くほぼ関係ない話をします。

大学のアートの授業で、ロマン派の絵についての講義の時に、「あっこれまさにあのドイツの風景だ」っていう絵があって、見つけたいんだけど名前も忘れちゃって全然出てこない。宗教画だった気がするけど。

でも、そもそもロマン派、印象派の先駆けの時代に風景画の地位は低くて、歴史画とか宗教画の方が権力があった。だから風景も抽象的だったし、何よりだいたい画家は絵を外でスケッチはしても、外で完成させる事はあんまりなかった。そこに産業革命が起きて、絵の具の質も変わって外で絵を描く画家も増えて来た。近代化、フランス革命、蒸気機関、めまぐるしい時代の変化中で、そういった合理性に異論を唱える画家も出てきたわけで。

その中の一人のイギリスの画家、ジョン・コンスタブルは近代化、自然破壊に抵抗するように頑なに外で風景画を描き続けた。そしてこのジョン・コンスタブルが風景画の地位を一気に上げた。そして、彼のパレットの上じゃなく、キャンパスの上で色を重ねていく手法が印象派の先駆けとなり後の西洋美術史に引き継がれて行くわけで。何が言いたいのかと言うと、景色が本当に素晴らしいという事。そして美術から歴史を感じるように、自然と歴史が作り上げた景色から当時の人、芸術家が何を思って生活していたのかがよくわかるなぁという事です。

全く関係無いしかもぼーっと聞いていた曖昧な講義の話になりましたが(笑)

(http://lempicka7art.blog.fc2.com/blog-entry-54.htmlより)

これが、ジョン・コンスタブルのThe Hay Wain、ロンドンナショナルギャラリーにあります。この風景は完全にブリティッシュだけど、なんとなくあのドイツの風景にちょっと近い印象を受けるというか。

話を戻しましょう(笑)

20分くらい歩くとノイシュバンシュタイン城に到着。

ルートヴィヒ2世が作った、彼のためだけの城。現実逃避がしたくてこんなお城を作っちゃうのはすごい。逆にものすごい孤独感に襲われそう。でもルートヴィヒ2世は随分変わっていた人らしいですな。

参考サイト:All about
(http://touch.allabout.co.jp/gm/gc/65396/)

時間とお金に余裕があれば、お城の中を見た方がオススメらしい。僕は外観で満足しました。チケットは山の麓で買うそうです。チケットを買ったら、決められた入場時間までにゲートに行って入城っていう流れみたいです。でもこの時間に少しでも遅れてしまうともう入れなくなってしまうので注意が必要だそうです。

本来ならあの橋から、あの例の有名な感じの写真が撮れるんだけど、工事中でした。確か、4月まであそこにはいけないはず。要チェックです。
下からでも充分綺麗。
そして、フッセンの街は小さくてとても雰囲気のいい街。
ドイツビールとブラットヴゥルスト(発音わからない)。風邪気味だったからあんまり味を覚えていないです。

夕食後街を見渡せる丘の上にある教会?お城?まで散歩。騙し絵の建物でした。星も綺麗だった。
フッセン朝。
翌日、スーパーでのど飴と朝食を買ってローテンブルグ、ニュルンベルクを観てミュンヘンへ戻る。4人で南ドイツ鉄道乗り放題で確か€38くらい。一人€9くらい、安いし快適。朝友達が早起きをして4人分のチケットを買ってきてくれました。旅慣れている友達は頼もしいですね。ありがとうございました。

続く




イギリス・ロンドン留学生活

Niseko, Hakodate, London, Scotland 増えていくアナザースカイ "When a man is tired of London, he is tired of life; for there is in London all that life can afford." by Samuel Johnson

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